ボギー!俺も男だ

さて、ブログタイトルのアラン・フェリックスとは誰か?

 

私の大好きなウディ・アレン脚本・主演の作品「ボギー!俺も男だ(1972)」の主人公の名前から拝借しました。

 

主人公の元妻が主人公に向かって言う「あなたはwatcherだけど、私はdoer、私は参加したい」というセリフが心に残っています。はじめは傍観者に過ぎなかった主人公が、しだいに主体的になっていく姿に勇気づけられました。

 

・現状から脱却したい

・なかなか行動に移れない

そういう悩みを抱える人の背中を押してくれる作品です。

 

とはいえ、映画自体は初期ウディ・アレン流のおかしさ爆発の脚本で、お気に入りは、

・主人公の友人が紹介してくれた女性が家にやってくるシーン

・美術館で女性に声をかけるけれども、あえなく撃沈するシーン

などなど

 

後の「カイロ紫のバラ(1985)」に通じる映画愛も感じます。